妄想と想像は何が違うのか?・・

辞書で調べてみると、どちらも「類語」という関係になっています。
ある意味、同類扱いされている。そう考えると大きな違いはないのかもしれない。
しかし、この二つの類語の間には、大きな意味の違いがあるのです。

それは、実(み)のない考えが「妄想」であり、実のある考えが「想像」だという点です。
実のないとは、中身がない。内容がない。価値がない。という意味です。

そう、妄想には価値がないのです。
反対に、想像には価値があるのです。

つまり、考えるのであれば、妄想はできるだけ減らすのが良い。
その反対に、想像することは、できるだけ増やそう。である。

犯罪の多くは、想像力の欠如によって起こるとさえいわれています。
想像力を高めることで、事故も防げるし、戦争だって防げるかもしれません。

そういう意味からも理想の教育をいえば、子供の頃から、想像力を伸ばす教育がいいと思います。
それを教育の現場に取り込んでいた有名な教師もおりましたね。
想像力をつけるには作文教育が一番だと声高に叫び、それは「つづり方教室」と呼ばれ、一昔前になりますが全国を席巻した時代もあったのです。

妄想はやめましょう。
想像力を高めましょう。
そうですね。私も自戒したいと思います。

以下に、「妄想」と「想像」の国語辞典での記載を載せておきます。

【妄想】 Delusion
1 根拠もなくあれこれと想像すること。例:「―にふける」
2 仏語。とらわれの心によって、真実でないものを真実であると誤って考えること。また、その誤った考え。妄念。邪念。
3 根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、事実や論理によって訂正することができない主観的な信念。現実検討能力の障害による精神病の症状として生じるが、気分障害や薬物中毒等でもみられる。内容により誇大妄想・被害妄想などがある。
同義語
幻覚、幻影、幻、迷妄、迷夢

【想像】 Imagination
実際には経験していない事柄などを推し量ること。また、現実には存在しない事柄を心の中に思い描くこと。
例:「想像力」「想像妊娠」「―をたくましくする」「―上の動物」「縄文人の生活を―する」「―したとおりの結果になる」

同義語
空想、夢想、臆測、推測、推論

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